県は22日、御坊市内でバラ科の木を食害する特定外来生物クビアカツヤカミキリの被害樹を新たに4本(すべて桜)確認したと発表した。累計では5本となった。

 今月10日、市内で初めて桜の木1本の被害が確認され、県、JA、市町の関係者らが被害地点から半径1㌔圏内にある桜、梅、スモモを対象に調査。さらに桜計4本(3カ所)からクビアカツヤカミキリが出す木くずと糞が混じったフラスが見つかった。うち、2本は伐採、焼却処分済み、残りの2本も適正に処分する。

 今後は被害状況調査の範囲を広げ、当初に被害が発生した場所から半径2㌔圏内で継続調査を実施する。

 クビアカツヤカミキリは体長2~4㌢の昆虫。光沢のある黒色で、首の付近が赤いのが特徴。梅、桜、桃などのバラ科の樹木に幼虫が侵入して食害し、枯死させてしまうこともある。

 県は「早期の発見が重要で、成虫やフラスを発見した場合は日高振興局農業水産振興課℡0738ー24ー2930まで連絡ください」と呼びかけている。

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