Message
一念通天の精神で地域のために
新年おめでとうございます。乙巳(きのと・み)の年頭を迎え、読者の皆さまに謹んでごあいさつ申し上げます。
乙は陰陽五行説では木の陰とされ、植物が柔軟に成長する象徴とし、巳は脱皮することから復活や再生を意味します。これまで努力してきたことが実を結び、新たな挑戦や変化に追い風が吹く一年になることを祈念申し上げます。
昨年は、串本町で日本初となる民間ロケット発射場からカイロス2号機が打ち上げられました。衛星の軌道投入こそ達成しませんでしたが、本県にとって大きな夢を乗せた希望の光です。本年の成功を期待します。
弊社においては、用紙やインクなどの印刷に関わる原材料費がコロナ禍前と比べると40%ほど高騰したために購読料金を500円引き上げしました。さらに記者や工場スタッフの人数も減る中で懸命に日刊紙を発刊しております。読者の皆さまにご迷惑をお掛けしていると思いますが、ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
また、昨年1月に津村尚志会長が鬼籍に入りました。「地域をよくするのは我々地方紙の役割だ」と信念を貫き通した生き様でした。目まぐるしく変わるこの情報社会の中で、弊社の礎を築いてくれました。従業員一同、その遺志を継いで役割を果たしていく所存です。
さて、本年は4月から大阪・関西万博が始まります。来場者2800万人と想定されていますので、その1%でも開催地の隣県である和歌山に足を運んでいただけたらと願います。そのためにも地方紙として機運を高めるような情報発信に努めてまいります。
本年の掲げるスローガンは「一念通天」です。どんな難解なことでもたゆまず一心に努力をすれば必ず成就するという熟語です。努力しても報われないことがあるといわれますが、私はそうだとは思いません。目標達成のために心身を労して積み重ねていくことから見えてくる、足らない面をどう補うかを考える。さらなる努力は自信につながり、その努力はやった分だけ裏切ることはありません。才能を生むことにもつながります。達成するまでやり続けることは、精神力や体力が持たないこともあるかもしれませんが、「思うは招く」の精神で今まで培ってきた情報量と技術を生かしてまいります。
オールドメディアといわれる新聞業界ですが、日高新報は、地域のために役に立つメディアとして新しいことにも挑戦してまいります。より一層のご支援、ご愛読をお願いするとともに、皆さまのご多幸を祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます
株式会社日高新報社
代表取締役社長 津村周
Company Profile
会社概要
会社名 | 株式会社日高新報社 |
代表取締役 | 津村周 |
設立 | 昭和3年9月13日 |
資本金 | 9740万円 |
社是 | 一筆同心 公平無私 |
従業員数 | 32名 |
所在地 | 〒644-0011 和歌山県御坊市湯川町財部604 |
TEL | 0738-24-0077 |
FAX | 0738-23-2112(編集部) 0738-24-0303(営業部) |
事業内容 | 日刊地方紙日高新報の発行 HP制作 各種印刷 |
History
沿革
弁護士の井上豊太郎氏により創刊
県議会議員夏見康太郎氏が2代目社長に就任
多田青史氏が3代目社長に就任
戦後復刊第1号を発行
本社を市内本町から内本町に移転
日高タイムスを吸収合併
中井千代松氏が社長に就任。本社を県事務所東隣へ移転
本社を湯川町財部604の現在地に移転
株式会社日高を創立。鈴木道弘氏が初代社長に就任
第1回日高地方婦人ソフトボール大会を主催
津村尚志氏が2代目社長に就任
新工場完成
高速輪転機が始動。7月には本社新社屋が完成
第1回チャリティーゴルフコンペを開催
カラー印刷スタート
創刊75周年。収益の読者還元事業「楽喜健(友の会)」がスタート
ホームページを開設
工場を増築、カラー印刷機サテライトを導入。カラー4頁、最大16頁発行が可能に
マイ新聞、HP制作の「チームいっぴつ」事業部(現:Smart事業部)を新設
社名を「株式会社日高」から「株式会社日高新報社」に変更
紙面の写真が動く「ARサービス」開始
津村周氏が3代目社長に就任
電子版サービス開始
楽健喜アプリのサービス開始

Access
アクセス

- 和歌山県御坊市湯川町財部604
- 営業時間:平日8:30~17:00 / 日祝定休