Message
相補協働で礎を築く
新年おめでとうございます。令和4年壬寅(みずのえ・とら)の新春を迎え、読者の皆さまに謹んでごあいさつ申し上げます。
壬は「妊」に通じ、寅は螾(ミミズ)に通じるという意味を持ちます。壬寅は厳しい冬を越えて、これから華々しく芽吹き始めるときを指します。この厳しい状況から成長の礎を築く1年にしたいものです。
昨年は一昨年に引き続き、新型コロナウイルスに苦しめられました。ニューノーマルと称された新たな生活様式にも慣れてきましたが、膝を突き合わせて話すことがなくなり、コミュニケーションが思うように取れなくなってきたと感じています。早くマスクをしなくてもいい状況に戻ってほしいものです。
そして、我々の業界は新聞離れが年々厳しい状況に陥り、転換期に来ています。これからの地域に必要とされる次代の地方新聞社としてやっていくためには、今までと同じことをしているだけでは生き残れません。時代の流れに沿いながら地域に合った紙面づくりや、事業展開が求められています。
読んで地域を知る「リードローカル」をもっと意識し、子どもたちに地元の素晴らしさを知ってもらい、住んでいる人が地域を豊かにする「ローカルファースト」を普及していかなければなりません。その役割を果たすことができれば、次代の地方新聞社になれているのだと思います。
弊社が2003年から19年間やっているバイローカル(地域内経済循環)事業の「楽喜健」は、購読料の一部を読者に還元し、地元でお金を使うことで、地域の経済を回そうというシンプルな構想です。インターネットで簡単に県外のものが買える時代になったいま、大切な事業だと認識しています。コロナ禍で抽選会がまともに開催できなかったことや、利用率が低いなど課題は山積みですが、スマートフォンの活用を含めた見直しを考えています。
それらの実現のための礎となる本年のスローガンは「相補協働」です。「相補」とは、互いに足りないところを補い合うことを意味し、「協働」とは、立場や活動は異なっていても同じ目的のために力を合わせることを意味します。削り合う議論よりも補い合う議論で前へ進み、地域の皆さまの役に立つ新聞社を目指して参ります。
最後になりましたが、ご愛読くださっている皆さまのご健勝、ご多幸を祈念申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます。
株式会社日高新報社
代表取締役社長 津村周
Company Profile
会社概要
会社名 | 株式会社日高新報社 |
代表取締役 | 津村周 |
設立 | 昭和3年9月13日 |
資本金 | 9740万円 |
社是 | 一筆同心 公平無私 |
従業員数 | 32名 |
所在地 | 〒644-0011 和歌山県御坊市湯川町財部604 |
TEL | 0738-24-0077 |
FAX | 0738-23-2112(編集部) 0738-24-0303(営業部) |
事業内容 | 日刊地方紙日高新報の発行 HP制作 各種印刷 |
History
沿革
弁護士の井上豊太郎氏により創刊
県議会議員夏見康太郎氏が2代目社長に就任
多田青史氏が3代目社長に就任
戦後復刊第1号を発行
本社を市内本町から内本町に移転
日高タイムスを吸収合併
中井千代松氏が社長に就任。本社を県事務所東隣へ移転
本社を湯川町財部604の現在地に移転
株式会社日高を創立。鈴木道弘氏が初代社長に就任
第1回日高地方婦人ソフトボール大会を主催
津村尚志氏が2代目社長に就任
新工場完成
高速輪転機が始動。7月には本社新社屋が完成
第1回チャリティーゴルフコンペを開催
カラー印刷スタート
創刊75周年。収益の読者還元事業「楽喜健(友の会)」がスタート
ホームページを開設
工場を増築、カラー印刷機サテライトを導入。カラー4頁、最大16頁発行が可能に
マイ新聞、HP制作の「チームいっぴつ」事業部(現:Smart事業部)を新設
社名を「株式会社日高」から「株式会社日高新報社」に変更
紙面の写真が動く「ARサービス」開始
津村周氏が3代目社長に就任
電子版サービス開始

Access
アクセス

- 和歌山県御坊市湯川町財部604
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