発明品を前に福田さん㊧、笠井君㊥、辻浦さん

 御坊市少年少女発明クラブの発明コンテストで、笠井健玄君(名田小5年)の作品「ダンボールサーキュレーター」が御坊市長賞に選ばれた。3日に市役所で表彰式があり、アイデア賞の福田彩葉さん(野口小4年)、デザイン賞の辻浦光莉さん(同5年)とともに、三浦源吾市長が賞状を授与。7日から11日まで市役所1階に全作品が展示される。

 同クラブに所属している小学4~6年生36人を対象にしたコンテストで、今回のテーマは段ボールを使った発明。笠井君は直線的な風を起こして空気を循環させる家電製品のサーキューレーターを作った。2年連続の市長賞。モーターで回す羽にもこだわって、ペットボトルで手作りした。福田さんは磁石を利用した「スチール・アルミ缶分別機」を製作。辻浦さんはバスケットボールシュートゲームの「シューティング7(セブン)」を作った。

 三浦市長は「発明の楽しさ、ものづくりの喜びを体感してもらったと思います。これからもずっと、そしてもっと科学技術に興味を持ってください。来年も参加してね」。3人は受賞に「うれしいです」と笑顔を見せ、笠井君は「来年も市長賞を獲りたい」、福田さんは「缶の落ちる位置を工夫しました」、辻浦さんは「シュートの発射台が苦労しました」と話していた。

 同クラブは市の次代を担う子どもたちに科学技術に対する興味・関心を追求する場を提供、さまざまな活動を通してものづくりの楽しさと喜びを体得することで創造性豊かな人間形成を目的に、市内の小学4~6年で構成され、11年目。毎月1回、木工、機械、電気、電子、化学のいずれかの分野で教室が開かれ、指導する16人の講師のもと、活動している。