出来上がったメニュー㊨と食堂

 由良町大引の旧白崎小学校舎を活用した「和洋食堂・しらしょう」は31日、2日のオープンを前に関係者向けの内覧会を行った。元のランチルームをリニューアルした食堂と、アカモクやワカメなど地元食材を使ったメニューをお披露目した。

 内覧会には町や町議会、大引区自治会、紀州の環の関係者ら約30人が出席。大引区の神田耕二区長が「旧白崎小が防災、住民の健康、生きがい対策の拠点になるためしらしょうの発展を」、運営する一般社団法人紀州の環の中初美代表は「町民の皆さまの憩いの場とともに、今後は子ども食堂機能も加え、また災害時には防災の拠点として機能するよう努めたい」と意気込みを話した。岡本圭剛副町長、玉置一郎議長も施設の発展への期待を述べた。食堂で提供される料理の試食もあった。

 食堂は旧白崎小東館のランチルームをリニューアル工事し、テーブルは7卓、席は約30席を確保。調理は隣の家庭科実習室を改修し、食堂との壁をくり抜いてカウンターとしており、出来上がった料理の受け取り・食器の返却口としている。

 メニューは由良近海でとれたしらす丼(850円)、由良産のあかもく丼(850円)、由良産のわかめの天ぷらうどん(600円)、ライスを白い岩に見立てた白崎カレー(1200円)など由良ならではのメニューのほか、丸ごと一匹使ったあじ唐定食(1300円)、カツマグロ定食(1300円)、鶏から丼(850円)、唐揚げ定食(800円)、きつねうどん(500円)などがある。食堂に併設して特産品販売所もあり、地元でとれた野菜や加工品、お菓子などが販売される。営業時間は午前10時から午後5時(ランチは午前11時から午後3時)で、年末までは無休で営業する。

 この日は、内覧会の後に地元住民向けの天音太鼓演奏と餅まきを行い、約300人が集まる盛況ぶりだった。