県教育委員会は3日、2022年度の公立高校入試の2回目の出願となる本出願状況(一般選抜、スポーツ推薦)を発表した。本紙エリアの全日制3校2分校7学科(日高総合科学を除く)では、一般出願同様紀央館普通のみ定員オーバーとなり、その他の学校学科は定員割れとなった。

 本出願は2月の一般出願の結果を受けて、希望校を変更できる出願。

 本紙エリアでは、一般出願で唯一定員をオーバーしていた紀央館普通は、4人減ったものの定員120人に対し9人のオーバーとなった。日高普通は定員200人に対し、一般出願で199人が出願していたが、2人減り197人になった。

 紀央館工業(定員40人)は一般出願から2人増え31人、南部普通(80人)は4人増え51人になった。このほかの学科や定時制は増減なかった。

 県内全体の全日制の出願者数は5392人(一般選抜5279人、スポーツ推薦113人)。県立中からの進学者や特別選抜の合格内定者を除いた入学者枠数に対する平均出願倍率は0・89倍。現行制度になった2009年度以降では2年連続最低となった。