梅の日の6日、みなべ町西本庄の須賀神社(前芝弘知宮司)で梅に感謝する記念式典が行われ、梅加工業の関係者約20人が出席。地域を潤す梅産業の発展と新型コロナウイルスの早期終息を祈願した。

 紀南の梅産地で構成する紀州梅の会(会長=真砂充敏田辺市長)が主催。毎年開催されているが、今年はコロナの影響で参加人数を減らすなど規模を縮小して行われた。

 梅漬け神事では紀州みなべ梅干協同組合の泰地祥夫代表理事組合長、小谷芳正町長、JA紀州の芝光洋組合長、紀州みなべ生産者協議会の山本康雄会長の4人が升に入った青梅を順番につぼに入れて豊作を祈願した。

 小谷町長は「夏場はコロナの影響でマスクをつけることが多くなり、熱中症が心配。熱中症に効果のある梅をPRしていきたい」、泰地代表理事組合長は「梅の日を祝う神事が今年も行うことができて大変うれしく思います」と述べた。

 この日、紀州梅の会は梅の日をPRしようと、田辺市の本宮大社でも記念式典を実施。京都の下鴨神社と上賀茂神社では青梅を奉納する行事も行われた。

写真=梅漬け神事を行う泰地代表理事組合長