コンビニでは、買い物をすればポイントが貯まり、現金の代わりに使用できたりする。筆者がよく使うコンビニでは、レジでまずそのコンビニ専用カードのバーコードを読み取ってもらって、買い物の金額に応じてポイントが加算される仕組みで、アプリを使えばスマホを読み取り機にかざすだけでよい。さらに、電子マネーを活用すれば、買い物の決済も「スマホをかざす」という動作一つで完了。現金もカードもいらず、手間が省ける。すでに何年か前からあるサービスだが、筆者はまだ決済に現金チャージ式のプリペイドカードを利用。そろそろ電子マネーも使おうかなと思っている。

 というのは、ことし10月から消費税が10%に引き上げられたあとの一定期間、電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス決済をした場合に5%分を還元することになっているからだ。2%の増税幅を超える負担軽減で、増税後の景気を下支えする狙いだが、これを利用しない手はない。対象となる店舗は、スーパーやコンビニ、百貨店、ホームセンター、ドラッグストア、家電量販店、飲食店、衣料品店など。言ってみれば身近によく使う店ばかりで便利である。

 ただ、電子マネーには危険性もある。金をデータ管理しているわけだから、改ざんされる恐れがある。また、スマホ決済は、サインなどが不要なのはいいが、半面、本人じゃなくても使用可能。スマホを紛失した場合は、すぐサービスを停止する必要があるが、停止方法を知らない人も多いのではないだろうか。電子マネーはメリットも多いが、リスクやもしもの対策をしっかり把握して上手に使っていきたいものだ。(吉)