全国出場を決めた美浜クラブ(左から森本君、池田君、塩田君)
梅花クラブの入賞者(左から泰地さん、中嶋君、田野さん、清水さん)

 第38回県道場少年剣道大会が先月29日、和歌山市のビッグウェーブで開かれ、中学生団体の部で美浜クラブが準優勝し、7月31日に東京の日本武道館で開催される全国大会の出場を決めた。ほか、日高地方勢では梅花クラブ(みなべ町)の中嶋湊君(南部小5年)が小学生男子の部で、田野莉加さん(南部中3年)が中学生女子の部でいずれも準優勝した。清水奈波さん(同3年)と泰地芽愛さん(同2年)も3位に入った。

 中学生団体の部には27チームが出場し、美浜クラブは塩田亮也君、池田貴哉君、森本恵都君(いずれも松洋中3年)の3人メンバー。美浜は1回戦、2回戦、準々決勝を突破し、準決勝の和歌山砂山立誠館道場A(和歌山市)に3―0で勝利。決勝は河南剣道クラブ(同)と対戦し、1―1(1人引き分け)の同点から一本先取の代表戦へ入り、惜しくも敗れた。3人は「チーム一丸となってしっかりと戦えた。全国大会は練習の成果を出し、3位以内を目指します」と意気込み、代表指導者の岸本和之さんも「日本武道館の最高の舞台で試合ができる。1つでも多く勝てるように頑張ります」と話した。

 個人戦では梅花クラブのメンバーが大活躍。小学生男子の部(50人出場)で中嶋君が初戦から順調に勝ち上がり、決勝で敗れたものの準優勝と健闘。「準優勝のうれしさと優勝できなかった悔しさもあります。来年は優勝できるように頑張ります」と語った。

 中学生女子の部(32人出場)では田野さん、清水さん、泰地さんの3人がベスト4入り。田野さんが泰地さんを下し、清水さんは準決勝で敗退したが、泰地さんと清水さんが3位に入賞。田野さんは決勝で惜しくも敗れ準優勝となり、「決勝で勝てれば全国大会に出場できたのでとても悔しいです。この負けを次に生かせるように頑張ります」と振り返った。清水さんは「決勝で同じクラブの田野さんと戦いたかったのですが、それが叶わずに残念」、泰地さんは「個人戦で初めての入賞でとてもうれしいです」と話した。