ノロウイルスによる食中毒が流行しやすい季節を迎え、御坊保健所で12日、日高食品衛生協会(辻井和吉会長)の予防講習会が開かれた。

 会員のほか、児童や老人福祉施設の調理従事者、生活研究グループのメンバーら合わせて約60人が参加。初めに辻井会長が「迷惑な食中毒。施設に持ち込まず、持ち出さないよう注意しよう」とあいさつし、保健所の担当者から食中毒や感染症の予防と拡大防止について学んだ。

 保健所担当者は、ノロウイルスの感染源について「汚染された二枚貝」「感染した人間」「二次感染したもの」とし、「調理する人の健康管理」「作業前の手洗い」「調理器具の洗浄と消毒」「十分な加熱調理」という対策を解説。嘔吐物の処理例も説明した。

写真=ノロの予防や拡大防止について聞く参加者