梅の生産に関わる女性たちが集う「全国ウメ生産者女性サミット」が来年2月20・21日にみなべ町で開かれることが決まり、同町では実行委員会を立ち上げ、取り組みをスタートさせた。ことし3月には埼玉県越生町で第1回が開かれ、みなべは第2回になる。27日に開かれた実行委員会でも活発な意見を交換した。
 「梅の消費が減少傾向にある中、梅の可能性を拡大し、生産振興を図っていくためには女性の能力を積極的に活用することが不可欠」とし、3月5・6日に関東地方有数の梅の産地である越生町で初開催された。女性生産者や団体、企業、行政関係者ら約200人が参加し、「ウメ生産地における女子力アップと消費拡大」のテーマで行われたパネルディスカッションでは、みなべ町の二葉美智子さん(ふたば農園)、田辺市龍神村の原さださん(龍神はーと)の2人がパネラーを務めた。
 みなべ町での第2回開催に向けて、今月20日に町内の女性15人で実行委員会を発足。実行委員長には松川薫さん(東岩代)、副委員長には大久保志津子さん(西本庄)、二葉美智子さん(東本庄)、坂本康好さん(同)が選ばれた。日程は観梅時期の来年2月20・21日の2日間とし、初日は講演会や生産者交流会など、2日目には現地研修会を予定している。27日の会合では「メディアに取り上げてもらえばPR効果が高まる」「女性目線をサミットに反映させてはどうか」などの意見が上がった。サミットのテーマとしては「梅の未来や可能性」という趣旨にする方向でまとまった。次回は5月11日で、今後内容を具体化させる。