平成27年度の南紀白浜―東京(羽田)線の利用者は前年比約2万人増の12万7003人で、搭乗率は平成8年度の新空港移行後では最高となる67・9%を記録したことが、県のまとめで分かった。
県港湾空港振興課によると、27年度1年間の利用者は前年度より1万9067人(17・7%)増え、月別では3月を除くすべての月で前年度より増加。とくに8月は前の年より5793人多い1万6680人となり、1年間の座席数に対する搭乗率は前年度より2・1ポイントの伸びをみせた。
年間利用者数の増加要因としては、平成26年12月に誕生したアドベンチャーワールドの双子パンダの人気が挙げられ、昨年2月後半からの一般公開とテレビCM放送開始以降は東京からの利用が増加。また、夏休みの7・8月は一日4便のうち2便の機材が通常の67人乗りから165人乗りに大型化したことも奏功し、9・10月は紀の国わかやま国体の開催が利用者増につながったとみられている。 年間利用者は全便の機材が大きかった平成20年度の15万1637人をピークに減少に転じ、台風12号豪雨で観光面のダメージが大きかった23年度は9万1000人台にまで減少。その後は県が被災地の復興とともに、伊勢神宮の式年遷宮や高野山の開創1200年記念大法会などの大イベントに絡めて多面的な誘客作戦を展開した結果、25年度には3年ぶりに11万人台まで回復していた。

