JRグループの大型観光キャンペーン、紀の国わかやま国体などを控え、県などがタクシーのおもてなし力向上を目的に2月から、県内すべてのタクシー事業者、ドライバーを対象とした接客・接遇講習会を開く。
 ことしは秋に全国JRグループと県がタイアップした観光キャンペーン「デスティネーション和歌山」が展開され、来年は国体が開催されるなど、和歌山県の観光はゴールデンイヤーに突入。今後、観光客等の入り込み増加が予想されるなか、県と近畿運輸局和歌山運輸支局、一般社団法人和歌山県タクシー協会などが「和歌山おもてなしタクシー連絡協議会」を設立し、2月10日から和歌山市、田辺市などで計14回の講習会を開く。
 参加対象となるのは県内全74事業所の代表と全ドライバー1725人(昨年12月現在)。受講ドライバーには「おもてなしタクシー」の車外用ステッカー、車内掲示用登録証などが交付され、駅前や県有施設のタクシー乗り場は優先的に配車。利用者アンケート等からとくに優良なドライバーには称号が与えられ、苦情の多いドライバーについては接遇・接客を再度徹底するという。
 日高地方は御坊第一交通㈱(御坊市)、中紀河南タクシー㈱(同)、御坊有交タクシー㈱(同)、㈱川上タクシー(美浜町)、㈲中津タクシー(日高川町)、印南交通㈱(印南町)、合名会社南部タクシー(みなべ町)の7社が参加する。