御坊市出身で大相撲の西十両11枚目の木村山(32)=春日野=が初場所千秋楽の26日、現役を引退すると発表した。年寄「岩友」の襲名が承認され、今後は後進を指導していく。
 木村山は御坊小、御坊中を卒業し、箕島高校から東洋大に進学。得意の力強い突き、押しで4年余りで入幕を果たすなど活躍したが、今場所は4勝11敗と負け越した。
 平成16年3月に初土俵。20年1月に新十両、同年7月には新入幕を果たした。最高位は前頭7枚目で、関取に34場所、うち幕内は16場所つとめ、101勝139敗。生涯戦歴は59場所で343勝328敗7休だった。
 木村山の引退で地元出身力士は同じ春日野部屋で西三段目29枚目の栃乃島(26)=箕島高=だけとなった。