インターネットニュースで、スマートフォンに関するアンケートが掲載されていた。インターネット調査のマイボイスコム㈱がスマートフォンユーザー約1万2000人を対象に行ったアンケート。75%が便利になったと答えた一方、用途は通話やメール、カメラなど基本機能がほとんど。たくさんのことができるようになったはずなのに、実際のところ使いこなせていない人が多いという。
 筆者もことし4月にスマートフォンを購入し、約8カ月使ってきたが、使いこなせているかどうかは微妙だ。ウェブサイトの閲覧については、携帯電話と比べれば圧倒的に便利。外出先でもパソコン並みに調べごとができ、タッチパネルも操作しやすい。また無料のアプリケーションが多いので、自分の気に入ったものを取り入れられるのも魅力。朝、目覚まし代わりに使っているアラームひとつにしても、日曜日だけ鳴らないようにしたり、スヌーズ機能やタイマーがほしいなど、細かい要望にも対応できる。
 一方で、ボタンがなくなった分メールが非常に打ちにくい。長文になりそうな場合は、電話することが増えた。また機種にもよると思うが、途中で動かなくなったり電源が切れたりと、携帯電話と比べてトラブルが多くなった。あとなんと言っても電池の持ちが悪い。何かしら使っていれば1日持たないことも多く、車での充電が必要不可欠だ。
 県外のラジオを聴けたり、無料で通話できたりと便利なアプリも多く、今後も従来の携帯に戻ることはないと思うが、まだまだ進化してほしいところ。宝の持ち腐れにならないよう、持ち主もそれなりの勉強が必要だ。  (城)