県内でインフルエンザ患者報告数が急増しており、県は14日、警報基準値を超えたと発表した。

 第49週(今月4から10日)の1定点医療機関当たりの患者報告数が30・37人となり、警報基準値の30人を超えた。49週の患者総数は1488人。定点当たりの患者報告数が最も高いのは田辺管内の46・00人、次いで海南の41・67人。御坊管内は患者数67人で定点当たり22・33人と注意報レベルを大きく上回り、警報に近くなっている。

 県では、今後さらに感染が拡大し、長期間続く可能性もあるとみている。手洗い、ワクチン接種、咳エチケットなど感染防止対策の徹底を求めている。