ヒマワリを背に啓発する子どもたち

 交通事故防止の思いを込めた「ひまわりの絆プロジェクト」で育てたヒマワリが御坊署の庁舎前の花壇で花を咲かせ、8日、その前で子どもたちが命の大切さや交通安全を呼びかけた。

 2011年に京都府で当時4歳の男の子が死亡した交通事故をきっかけにプロジェクトがスタート。男の子が育てていたヒマワリの種を引き継ぎ、育てることを通じて遺族への支援とともに、命の大切さと交通事故防止を伝えようとする取り組みで、全国の警察で活動が推進されている。

 御坊署も取り組んでおり、御坊地区警察官友の会や警友会御坊支部の協力で苗植え。満開を迎えている。

 この日は署員の子どもや将来警察官になりたいという9歳までの男の子、女の子がヒマワリの前で折り紙のヒマワリやグッズを配って啓発。同署での自動車運転免許証の更新講習を終えて帰るドライバーに「交通安全お願いします」と呼びかけ、交通安全意識の高揚に一役買い、警務課の磯博文課長も「車の運転は思いやりの気持ちを持って、事故防止に努めてほしい」と話していた。