青梅をつぼに入れる殿畑代表理事

 梅の日の6月6日、みなべ町西本庄の須賀神社で梅に感謝する記念式典が行われた。

 紀南の梅産地で構成する紀州梅の会(会長=真砂充敏田辺市長)が主催し、梅加工業、生産者、町、議会、JA紀州の関係者ら35人が参列。前芝弘知宮司が神事を執り行った。同会から南高梅の青梅10㌔分を奉納しており、梅漬け神事では参列者が升に入った青梅をつぼに移して、前芝宮司が塩を入れるなどし、豊作を祈願した。

 主催者を代表して紀州みなべ梅干協同組合の殿畑雅敏代表理事が「今年も梅の収穫量は順調に推移しており、生産者の努力はもちろん、天のご加護を受けているおかげ。梅の消費拡大へ一人でも多くの人に梅を知ってもらう努力をしたい」。来賓の小谷芳正町長は「父の日に梅を売るための工夫をしていきたい」と述べた。

 この日は同町の「梅干しでおにぎり条例」と「梅で健康のまち宣言」にちなみ、町内の小中学校、保育所、こども園の給食に梅干しおにぎりが出され、上南部小では小谷町長も一緒に食べた。ご飯には以前から交流がある新潟県南魚沼市から提供されたコシヒカリが使われた。

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