写真=団体優勝の箕島(前列右から4人目が井ノ上選手、後列右から6人目が前田選手)

 近畿高校体育連盟等主催の第68回近畿高校相撲大会が13日、京都市伏見港公園相撲場で開かれ、御坊市出身の井ノ上豪志選手(3年・野口小、箕島中)と、前田哉選手(1年・名田小、箕島中)がメンバーの箕島が、団体で優勝。9月5日に大分県で開かれる全国相撲宇佐大会への出場を決めた。井ノ上選手は個人戦でも100㌔未満級で2連覇、無差別級でも準優勝と大活躍した。

 団体戦は6校が総当たりで争った。箕島は市川(兵庫)、鳥羽(京都)、日吉ヶ丘(京都)、報徳(兵庫)を5―0、最終戦の近大附属(大阪)を4―1で下して優勝した。167㌢、92㌔の井ノ上選手は報徳、近大附属戦に大将として出場し、押し出しと上手投げで2戦全勝。177㌢、130㌔の前田選手も市川、鳥羽、日吉ヶ丘戦にいずれも先鋒で出場し、得意の押し出しなどで全勝。ともに団体優勝に貢献した。

 井ノ上選手は個人戦の100㌔未満級でも大活躍。18人のトーナメントで2回戦を押し出し、3回戦を引き落とし、準決勝は上手出し投げで勝利。決勝は押し出しで頂点に立った。また、府県予選ベスト8以上による無差別級(33人参加)にも出場し、決勝まで勝ち上がったが、最後は押し出しで敗れ悔しくも準優勝となった。

 前田選手は無差別級と100㌔以上級に出場し、ともに1回戦を突破したが、2回戦で敗退。80㌔未満級では中本樹志選手(1年・衣奈小、箕島中)が出場し、1回戦を突破したが、2回戦で敗れた。

 井ノ上選手は「団体戦はチーム一丸となり3連覇できてうれしかった。個人戦も優勝と準優勝できてよかった。8月のインターハイに向けて稽古に励みたい」、前田選手も「高校生で初めて県外の大会で団体メンバーに選ばれ、優勝できてうれしい。個人戦は力及ばずでしたが、次に向かって稽古を頑張りたい」と意欲をみせた。