「パパが赤信号を無視」、同乗の6歳息子が警察に通報――アメリカ・マサチューセッツ州で、父親の運転する車に乗っていた6歳の男の子が、赤信号を通過した父を見て、警察に電話で通報する出来事があり、話題になっているという。日本でもテレビやインターネットで紹介され、話のあらすじはこんな感じ。お父さんと一緒に車で出かけた少年が帰宅後、「パパが赤信号を通り過ぎた」との内容を緊急通報にダイヤルし、父親が警察の問い合わせを受ける羽目になった。父親は赤信号でいったん停止してから右折。同州では合法だが、「赤信号は止まれ」との教えを少年が厳格に守ったことが伝えられている。かわいらしく微笑ましい一方で、素直で純粋な子どもの正義感あふれる行動に感心。大人として考えさせられるものがある。
 さて、話は日本。6月1日で、悪質な自転車運転者に安全講習を義務付ける制度が始まって1年がたった。5月末までの1年間に全国で確認された「危険行為」は1万5131件。御坊署管内でもスタート間もない昨年6月、人身事故で歩道通行違反の危険行為があった。自転車運転の危険行為は、昨年6月施行の改正道交法施行令で定めた、重大な事故につながる悪質な違反14項目。14歳以上の人が3年以内に2回以上繰り返した場合、安全講習の受講が義務付けられる。無灯火、一時不停止、並進、2人乗り、通行区分違反、傘や携帯電話を利用しての運転、酒酔い、信号無視はいずれも罰則が設けられている自転車の交通ルール。子どもたちが目を光らせている、かもしれない。車も同じ。ルールを守って子どもの手本になる行動を心がけよう。     (笑)