13日から1週間、タイ王国大阪総領事館が主催する関西のメディア向けの視察に参加した。メーンの目的地となったサムイ島は、ヨーロッパ人に大人気のリゾート島。まだ日本人観光客が少ないため、今後の増加を目指して選ばれたのだろう。きれいなビーチが広がり、ビーチに沿うようにプール付きのホテルが並ぶ。ビーチと反対側は繁華街で、1時間1000円以内のタイならではのマッサージ店やバー、レストランが並ぶ。ハワイなど南の島と同じような感じだが、建物の階数制限があるなど、自然との調和により配慮している。旅費もハワイなどより安く、現地での物価も安いため、気軽にリフレッシュできる場所として最適だろう。
 1人で街中を歩いてみたが、そこで感じたのは英語の必要性。タイにはタイ語があるが、基本的に英語が通じる。筆者もほとんどしゃべったことのない英語を使ったのだが意外に通じて少しは会話ができた。ただ想定外の返事や突然話しかけられた時は、まったく聞き取れない。
 中学、高校と少なくとも6年間は英語を習っているため、最低限の単語や文法は覚えており、またスマホの辞書や翻訳機能でこちらの言いたいことを伝えることはある程度可能だ。一方でヒアリング(聞き取り)は難しい。ネイティブな発音に近くなればなるほど、単語一つ一つの境がわかりにくく、スピードも速いのでまったく理解できない。結果的に話しかけるのも躊躇(ちゅうちょ)するようになった。
 ただ今回の経験で、英語の重要性、使えるようになることで自身の行動範囲や視野が広がることは実感した。今後使う機会があるかどうかはわからないが、少しヒアリングの勉強をしてみようと思った。(城)