日高高校附属中学校(上田優人校長)の1年生40人は8日、スーパーサイエンスハイスクール(SSH)事業の一環で和歌山大学の教授から中和滴定について学んだ。
 教育学部理科教育の木村憲喜教授。中和滴定は、塩酸に水酸化ナトリウム水溶液を加えていき、中和反応の様子を調べる実験。ビーカーに塩酸と溶液の変化を色で見ることができる指示薬を入れ、水酸化ナトリウムを少しずつ加えていく。最初に水酸化ナトリウムを滴下するための専用器具「ビュレット」の使い方を学んで実験開始。紫色の溶液に少しずつ水酸化ナトリウムを加えていくと、一定量のところで一気に青色に変色。生徒たちは「一瞬で青くなった」と驚きながら、楽しそうに取り組んでいた。