10月24日から11月22日まで開催する地域活性化イベント「みやこひめ御博(おんぱく)2015」のプログラムが、決まった。日高地方全域で31の楽しいイベントを用意。「漁船で行くサンセットクルーズ」、「初の一般公開 道成寺書院」「真妻わさびとそば打ち体験」など日高地方の魅力が詰まった内容ばかり。PRポスターも完成し、準備は着々と進んでいる。
 開催エリア別のプログラム数は、御坊市が10、日高町4、印南町3、美浜町3、日高川町5、みなべ町4、由良町2の合計31。プログラムによって毎日開催しているものもあれば期間中の限定日に開くもの、時間帯もさまざまだが、いずれも地域資源を活用した手作りの催しという点で共通。地元の人には地域のよさを再発見、地域外の人には魅力を発信する楽しい内容ばかり。漁船で行くサンセットクルーズは美浜町沖に漁船で出航し夕日を見ながら名物のしらす丼を食べられる。道成寺書院は御博に合わせて初めて一般公開される。このほか「名田のスターチスで花かんむりを作ろう」(御坊市)、「囲炉裏を囲んで鮎を焼いて食べよう」(日高川町)、「梅仙人と過ごす夜」(みなべ町)、「めずらしい、これが黒竹だ」(日高町)、「ダイビング専用プールで体験ダイビング」(由良町)など胸躍るプログラムがいっぱい。現在はすべてのプログラムを掲載した冊子1万部を作成中で、申し込みはそれぞれの提供者へ直接電話して予約。受け付けは10月1日から。
 PR用のポスター500枚が完成し、27日には事務局の御坊の町屋Minoricaで発表会が開かれた。プログラムを提供するパートナーも数人参加し、「準備が整ってきて、本番を楽しみにしています」とやる気満々。ポスターは日高地方を代表するスポット道成寺の石段で和服美人がほほ笑みかけるデザインで、御博のテーマでもある「出会い」を表現した。広報担当の阪本琢磨さん(31)は「充実したプログラムができましたので、期待してください」とアピールしている。
 御博は、地域住民が主役となってさまざまな体験等のプログラムを提供し、御坊日高の気づかなかった魅力、面白さに出会うきっかけづくりにしようと日高地方で初めて開催する。日高地方の若者を中心に20代から60代の有志が集まって結成した実行委員会(阪本仁志委員長)が主催する。