紀の国わかやま国体・大会日高川町実行委員会は23日、美山地区で炬火・採火イベントを行い、笠松、寒川、川原河の3小学校児童が火おこしを行った。
 国体推進課の職員らが指導し、3校の5、6年生18人が参加。木の棒を回転させて摩擦で種火をつくる「まいぎり」。回転する棒に取り付けた棒を上下に動かすことで回転する仕組みになっており、子どもたちは一生懸命上下運動。なかなか火がつかず一生懸命回転させる子もいれば、高速回転ですぐに煙が出てくる子もおり、出来た火種に空気を送り、炎が出始めるとみんなで喜んでいた。笠松小6年の湯川宰君は「上下に動かすのがしんどかったけど、火が見えたときはうれしかったです」と笑顔で話していた。
 この日は、6班に分かれて火を起こし、出来た火はランプに移した。町ではランプの火を燃料式カイロのハクキンカイロに移して保管する。
 火おこしは今後、7月11日に川辺地区、同月25日に中津地区で行う。8月8日に日高川ふれあいドームで行う夏まつりで、3地区の火を合わせる集火式を行う。