みなべ町の梅の生産者、加工業者、JA、行政らでつくる「みなべの梅活性会委員会」は、2月11日から4カ所のイベント会場で梅干しのおにぎりを振る舞う「梅干しおにぎりリレー」を展開する。同町で制定されている「梅干しでおにぎり条例」にちなんだ取り組みで、同委員会では「条例を活用し、梅の消費拡大につなげたい」と話している。
「梅干しでおにぎり条例」は昨年9月末の定例議会で、議会産業建設常任委員会(下村勤委員長)が委員会発議して可決。梅干しを使ったおにぎりを奨励することで梅の消費拡大につなげることを目的とし、10月から施行されている。活性会委員会では、条例を活用して梅をPRしようと今回初めて企画した。
 観梅期間中に各所で催されるイベント会場で、梅干しのおにぎりを来場者らに振る舞うという内容。28日には役場でみなべの梅活性化委員会の梅の町みなべPR部会(木下登吉男部会長)が会合を開き、事前計画などで話し合い、準備品や担当などについて決めた。
 計画では、2月11日から3月15日までに計4回、来場者らに梅干しのおにぎりをつくってもらったり、梅干しおにぎりを配ったりしてアピールする。初回の11日は晩稲の南部梅林内で行われる梅料理キャンペーン、2回目の15日は熊瀬川の鶴の湯温泉感謝祭、3回目は22日に岩代大梅林で催される吉本芸人「わんだーらんど」お笑いライブ、最終の3月15日は清川で開催される青空市「きよかわ市」の各会場で実施する。おにぎりには、主にきよかわ米生産者組合がブランド化を進めている「きよかわ米」を使用する。