美浜町地域福祉センターで28日夜、夏休み恒例の手話教室が開かれ、小さな子どもから80代の女性まで約70人が参加。和気あいあいとした雰囲気のなか、簡単なあいさつや自己紹介などの基本を学んだ。
 町社会福祉協議会ボランティアセンターが主催する2夜連続の教室。美浜町手話愛好会のメンバーが講師となり、初日の28日は中島美雪会長が耳の不自由な人とのコミュニケーション方法として筆談、身ぶり、口話などがあると説明、実践しながら、「口の形を読み取る口話だけでは分かりにくいですが、身ぶりを一緒にするととても分かりやすくなります」と説明した。
 参加者は6、7人ずつのグループに分かれ、「おはよう」「こんにちは」などのあいさつや50音の指文字の表を見ながら自己紹介を練習。「たばたの『た』はどうやった?」「あかん、手ぇつりそう...」などと笑顔があふれ=写真=、楽しみながら手話を覚えていた。