南部小学校PTAが、 本年度の優良PTA文部科学大臣表彰に選ばれた。 親子や保護者間の相互交流を図る体験活動を活発に行っていること、 ボランティア活動を積極的に実施していることなどが高い評価を受けた。 中心となって活動を進めてきた前会長の西端俊彦さんは、「保護者や地域が子どもたちと関わることが大切」 と話している。 表彰式は、 22日に東京都のホテルで行われる。
 健全な育成や発展を目的に優秀な実績を上げているPTA団体を表彰する賞。 今回は神島高校育友会と県内で2団体が選ばれた。
 南部小学校PTAは昭和30年に発足。 会員は約300人で、 環境美化部、 保健体育部、 家庭教育部、 ふれあい学習部、 生活安全部の各部会を組織内に設置。 昨年度から2号棟の空き教室を利用して設置した 「PTAボランティアルーム」 を会の拠点とし、 積極的に企画を立てて活動している。 具体的にはエコキャップを集めて難民にワクチンを送ったり、 学年単位で保護者が読み聞かせを実施。 交通安全期間中には登下校時に校区内の道路で見守り活動も行っている。 テレビなどで話題となったミラクルフルーツ (果実自体は甘くないが、 続いて食べた物を甘く感じさせる特徴のある果物) の体験教室も開いた。 こうした取り組みが 「他校のPTA活動の模範となる」 と高い評価を受けた。
西端さんは 「ボランティア活動などに力を入れる保護者の姿は、 子どもたちにもいい影響を与える。 楽しく社会貢献し、 地域で子どもを育てていくことが大切」 と話している。