第48回県中学校軟式野球大会が9日、海南市民運動場で開かれ、紀北、紀南代表の4チームがトーナメントで熱戦を展開した結果、名田が見事初優勝を飾った。名田は1回戦で紀之川(和歌山支部)を3―2で破り、決勝は東(同)に3―0で快勝。8月25、26の両日、京都府で開かれるベースボールマガジン社杯第36回近畿少年軟式野球大会に県代表として出場する。
 ▽1回戦
紀之川
1001000 2
010020× 3
名田
 名田は2回1死から四球と捕逸で二塁へ走者を進め、楠見の中越え適時二塁打で同点。5回は無死から2四球とバントで二、三塁とし、敵失で2点を奪って試合をひっくり返した。先発・関本が粘りの投球を見せ、4安打2失点の完投。逆転後の2イニングも踏ん張り、リードを守りきった。
 ▽決勝

0000000 0
100002× 3
名田
 名田は1回、先頭・柏木が中越え三塁打。四球のあと、内野ゴロの間に1点を先制した。6回には2死から四死球などで満塁と攻め立て、柏木の三遊間への内野安打で一気に2者を迎え入れ、終盤で貴重なだめ押し点を追加した。守っては先発・楠見が5回3分の0。2番手・堀が3分の1、3番手・山﨑頼が1回3分の2をそれぞれ投げ、3投手で完封リレーを決めた。