出来上がったしめ縄を手に笑顔の児童ら

 日高川町の寒川第一小学校(高台浩校長)で12日、全校児童9人が正月のしめ縄づくりを体験した。

 師走の恒例行事で、講師は地域のお年寄りの西山佳千江さんと森岡幸子さん。6月から子どもたちが取り組んだ米栽培でできた稲わらを使って、低学年の子は西山さんと森岡さんに手伝ってもらいながら編み込み、橙(だいだい)やウラジロなどを取り付けて仕上げた。

 5年生の銭谷三久さんは「1年ぶりだったので最初はうまくできませんでしたが、やってるうちにうまくできるようになりました。わらを束ねていくのが難しかった。2本作ったので、1つは家に飾って、もう1つはおばあちゃんにあげます」と話していた。

 翌日にはサロン交流会も 同校はこうした住民との交流事業に力を入れており、13日には学校近くの集会所でお年寄りとの交流会を開催。子どもたちが司会を務め、マジックショーや○×クイズを出題するなど企画も運営も自分たちで行い、約20人のお年寄りに楽しいひとときを提供した。