2023年度全国高校総合体育大会・秩父宮賜杯第76回全国高校陸上競技対校選手権大会近畿地区予選会が15~18日の4日間、和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場で開催され、日高地方関係では紀央館の永江翔太朗選手(2年)が男子円盤投げで優勝、砲丸投げで4位、田辺の野中葉月選手(3年・上南部中出身)が女子やり投げで5位。いずれもインターハイ出場を決めた。

 各府県大会上位者が出場し、男子21、女子20種目で全国大会出場をかけて熱戦。永江選手は大会2日目、砲丸投げの2投目で自己ベスト(15㍍41)を更新する15㍍52をマークし、前半3投は3位につけた。後半3投は上位8人の勝負で、5投目に15㍍68を投げ記録を伸ばしたが、順位を1つ下げ4位となった。

 最終日は本命の男子円盤投げに登場。3投目でトップタイの44㍍35をマークし、後半は4・5投目のファウルのあと、最終6投目の46㍍80で優勝を決めた。

 「円盤投げは大会直前の記録会で47㍍50を投げ自己ベストを更新し、今回は48㍍を目標にしていたので振るわなかった。全国大会までに腕の高さなどフォームを修正し、53㍍を目標に優勝を狙いたい。砲丸投げも入賞を目指します」と意気込みを示した。

 野中選手は大会2日目の女子やり投げに出場。3投目に43㍍14をマークし、5位で後半に進んだ。後半3投は40㍍超えの記録は出なかったが、順位は変わらず5位が確定した。

 「3年になり40㍍超えの自己ベストを更新できず好調とは言えなかったけど、今回は1投目から体がよく動き、記録を出せてよかった。ベスト8に残れればと思っていたのにインターハイに行けることになってうれしい。陸上は高校までと思っているので、集大成として最後に45㍍を投げ、悔いのない大会にしたい」と話している。

 一部競技を除き、6位以上が8月2日に札幌市の厚別公園競技場で開幕するインターハイに出場する。

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