1日から供用を開始した印南町防災福祉センター

 印南町が防災・福祉の新たな拠点として建設を進めていた「印南町防災福祉センター」が先月28日に完成。社会福祉協議会が移転し、1日から業務をスタートさせた。

 町防災福祉センターは、日裏勝己町長の公約の一つでもある「強靭で安全・安心の希望の持てるまちづくり」に向けた事業の拠点施設。海抜30㍍の高台にある役場庁舎北側の私有地を購入し、昨年7月から建設工事を進めていた。建物は鉄筋造りの2階建てで、延べ床面積は1769・68㍍。社協事務所や会議室などが入る本棟、防災資機材などを保管する倉庫棟に分かれており、間は大屋根(175平方㍍)で繋ぎ、その下は災害時の活用スペースとなる。設計は株式会社寺前則彦設計室(西ノ地)、施工は株式会社淺川組(和歌山市)。総事業費は約9億5000万円。

 社協の移転作業は29日に行われ、職員・ヘルパー25人が一階にあるオープンスペースの事務所で業務を開始した。谷前修一事務局長は「相談ごとなどがあれば気軽に利用してもらいたい」と話している。

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