矢野さん㊨の指導を受けて技に挑戦する参加者

 みなべ町青少年育成町民会議上南部支部(細川庄三支部長)の「けん玉で遊ぼう!」が4日、生涯学習センターで行われ、幼児から70代までの32人が参加した。

 日本けん玉協会副会長・JKA公認A級指導員で、けん玉検定9段の矢野博幸氏が講師を務め、大皿、小皿、中皿などけん玉の部位の名称や持ち方などを説明。「膝を曲げて体全体を使うのがポイント」とアドバイスし、けん玉の先に玉をのせる「とめけん」や、大皿と中皿に交互に玉をのせる「もしかめ」などの技を披露した。

 糸を巻いて回転させる「スクリュー」や頭にけん玉をのせる「ユニコーン」など、玉を皿に乗せない遊び方も紹介した。参加者はさまざまな技を練習し、級検定にも挑戦した。

 マイけん玉を持っているという南部小学校3年生の田ノ岡凛さん(9)は「何度も練習してうまく皿にのった時がとてもうれしいです」と笑顔。けん玉は全身運動で健康増進や認知症予防の効果もあることが分かってきており、高齢の参加者も楽しみながら取り組んでいた。