スマホ決済やカード払いなど現金を持ち歩かなくても買い物ができる便利な時代。筆者も現金はある程度持ち歩くようにしているが、基本的にはスマホで使える電子マネーで支払っている。ただ、カード払いというのは、子どもの頃に「カードローン地獄に気を付けよう」という啓発を見たことが頭から離れず、カードは作っているものの、まず使わない。

 先日、仕事に行こうと思ったら車のエンジンがかからないということがあった。原因はバッテリーが古くなって弱っているからだそうで、とりあえず別の車のバッテリーにつないでエンジンをかけてもらい、いきつけのガソリンスタンドへ。ところがそこには筆者の車に合うバッテリーが置いておらず、ディーラーの修理工場へ持ち込んだ。まだ営業時間前だったにもかかわらず対応していただいたことに紙面をお借りして感謝。無事、バッテリー交換が終わり、費用は4万円ちょっと。身の丈に合わない大きな車のバッテリー代の高さに驚きつつ、問題は現金の持ち合わせが足りないこと。近くの銀行で引き出してくればいいが、わりと急いでいたので時間が無駄だし、土曜の引き出しなので手数料もかかるし…と思案していたが、よく考えればカードを持っていることを思い出し、あっという間に支払い完了。カードの便利さを痛感した。

 使いすぎや紛失、なりすまし、個人情報漏えいなどカードを使ううえで気を付けなければいけない点も当然あるが、うまく使えばやはり便利。カードと言えばマイナンバーカードの申請で2万円分のポイントがもらえる期間が来月末まで延長されている。何か面倒で敬遠していたが、こちらも申請しようと思う。(吉)