軽妙な語り口で絵解き説法を行う小野住職

 印南町の古井・美里地区の老人会、古井美里双葉会(藤本良昭会長)の年末懇親会が19日、切目川防災センターで開かれ、道成寺の小野俊成住職が出張で絵解き説法を披露。約40人が楽しんで耳を傾けた。

 小野住職は普段は寺でしか聞けない安珍清姫物語の絵解き説法を行ったほか、道成寺と切目川地域のゆかりについても紹介。1764年に再建された道成寺の三重塔の心柱は、高串地区にある妙見(みょうけん)神社の神木を使用しており、小野住職は「道成寺にとって切目川があることは幸い。切目川の皆さまに感謝しなければなりません」と話した。

 会では、秋の叙勲で旭日双光章を受章した藤本会長のお祝いに花束を贈呈した。