組合員から焼きたてのアユを受け取る児童

 印南町の切目川漁業協同組合(廣原敏弘組合長)は1日、地元の清流小学校の全校児童71人にアユの塩焼き計450匹をプレゼントした。

 組合では毎年、同校児童の稚アユの放流体験を実施。友釣りが解禁されているいまの時期には、地元でとれるアユに親しみを持ってもらうため、つかみ取りや試食会を行っている。今回はコロナ感染拡大の影響を考慮し、これらのイベントは行わず、組合員らが炭火で塩焼きし、パックに詰めたアユを学校へ届けた。

 組合員が「この前放したアユがこんなに大きくなりました。命に感謝し、ぜひ家族の皆さんで食べてください」とあいさつしたあと、3匹ずつ入ったパックを児童にプレゼントした。

 1年生の永尾優太君は「アユは初めて食べるので、早く持って帰って家族で食べたいです」と笑顔で話していた。