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進化し続けるドローン

 先日、御坊市とNPO法人次世代エネルギー研究所がドローンを使った防災訓練を実施した。薗地区の避難タワーに避難した住民に、約500㍍離れた場所からドローンで物資を運搬する訓練。2㍑のペットボトル2本を搭載した大型のドローンが飛来し、上空3㍍付近で物資を投下し、無事に届けられた。ドローンの動きは素早く、また投下物資も指定されたエリアの上に落ちるなど、正確性も確認できた。積載量は大きくないため食料運搬などは難しいだろうが、医療品や小型の電子機器など役割は十分にありそうだ。

 そんなドローンだが、和高専・次世代テクノサロンではドローンを使った情報収集の効率化について学んだ。中でも印象的だったのはHec―Eye(ヘックアイ)というシステム。ドローンで撮影した画像や位置情報などのデータをリアルタイムに地図上に表示して共有できるシステム。撮影したデータが自動で速やかにアップロードされることで、災害時などは現場での状況を対策本部がいち早く確認することができる。

 すでに全国の各自治体では訓練に導入している。各地で発生している災害情報をマップにまとめて住民に公開したり、要救助者を探すためなどにも使われている。また有事以外にも観光PRに使ったり、人が入りにくい場所の不法投棄の確認、鳥獣害の生育状況の把握による鳥獣害対策など。普段からドローンを使用し、さまざまなデータを収集することで有事に活用できることだろう。

 防災、観光、農業、物流とさまざまな分野で導入が進み、ハード面、ソフト面でも進化し続けるドローン。まだ目にする機会は少ないが、いずれは当たり前のように上空を飛び交う日がくるのだろう。  (城)

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