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コロナではびこる陰謀説

 1997年にレオナルド・ディカプリオ主演で大ヒットした映画「タイタニック」。先日もテレビで放映されていたので、観た人もいるだろう。氷山に衝突し海底に沈んだ豪華客船のタイタニック号だが、実はあの船は別の船だったという話がある。沈んだのは同型艦のオリンピック号という。そのオリンピック号は軍艦と衝突し、多額の賠償金が課せられたため、運営会社が金策をたくらんだ。それが氷山衝突事故による保険金詐欺で、その際に保険が掛けられないオリンピック号を、タイタニック号とすり替えて事故を起こしたという。いわゆる陰謀説というもので、もちろん筆者も信じているわけではないが、こういった話が出るほど根強いファンがいる証拠だろう。

 いろんな陰謀説は昔からよく語られている。「秘密結社が世界を牛耳っている」や「自然災害は新型兵器の仕業」など。UFOがでてくるSF映画はアメリカ政府がUFOを受け入れる準備のために仕組んだというのもある。作り話としては興味深いが、そんな陰謀説が実社会にも影響を及ぼすことがある。

 現在、世界中で広がっているコロナワクチンについて「マイクロチップを埋め込まれる」や「人口削減が狙い」など、さまざまな陰謀説が出ており、欧米では社会問題になり、日本でも注意を呼びかける記事が出ている。ネット上には合点がいく都合のいい情報が転がっているので、信じる人もいるだろう。

 陰謀やオカルトの類はいつの時代も人を魅了するものだ。ただそれが原因でコロナ収束の妨げになり、医療従事者への負担が増えたり、経済活動正常化の妨げになるようなことがないよう願いたい。(城)

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