由良町大引、白崎海岸の県道沿いにある大岩「大碆(おおばい)」に、今年もウミネコが産卵のために飛来している。

 ウミネコはカモメの仲間で、全長50㌢程度。くちばしは付け根から半分ほどが黄色でその先が黒、先端が赤。眼球は黄で、目の周りに赤いアイリングがある。腹部は白、背中や羽は濃い灰色。「ミャー、ミャー」というネコのような声で鳴くことから「ウミネコ」と名付けられた。

 白崎海岸一帯には毎年4月から7月下旬にかけて飛来。県道から約30㍍の大碆周辺は数十羽が飛来し、間近でウミネコを観察でき、ドライバーらが立ち止まって写真撮影する姿もみられる。

写真=白崎海岸の大岩「大碆」に飛来したウミネコ