妻の第2子妊娠といううれしい出来事があったのだが、妊娠がわかってから体調が優れない日が続き、短期間だが入院もした。そうなると、生活するのが大変。妻の両親に夕食、2歳の長女の世話などでサポートを受けて大助かりなのだが、それでも食事の用意、後片付け、洗濯、買い物など、普段ほとんど妻任せの慣れない家事は多くあり、何かと忙しい毎日が続いている。特に仕事が終わってからの家事は面倒くさいと思ってしまい、お茶や牛乳を飲む際にきれいなコップが並んでいる〝いつも〟の状況にありがたみを感じている。
 最近のニュースで、ライオン㈱が妻の家事負担軽減を阻害する要因を探るために共働きの夫婦を対象に行った「家事分担に関する意識・実態調査」が目についた。夫の家事分担役割について、夫と妻それぞれに質問したところ、夫は自己申告で34%というのに対し、妻は21%と認識に大きなギャップがあることが分かったという。妻側からは、夫の家事のやり方に不満を感じた時、3人に1人は「やり直している」と回答もあり、夫にしても「せっかくしたのに」とストレスの生まれる結果が出ていた。
 この調査でおもしろかったのは、自分の家事について妻から高く評価されている夫では、分担する家事を増やす意向が全体の割合よりかなり高いということ。夫婦が互いに感謝し合い、思いやりを持って行動するという意識を持てれば、円満な家庭になるようだ。
 「きょう、後片付けやるわ」(夫)、「きれいに掃除してくれてありがとう」(妻)。こんな会話が当たり前にあるとストレスが溜まらない。第2子が生まれたら、もっと忙しくなりそうなので、その前に調査のニュースはすごく参考になった。  (賀)