御坊署は5日、12月の「災害に備える日」の取り組みとして、御坊市湯川町小松原の斎橋南交差点(南海堂前)で手信号訓練を行った。
 今後、発生が想定されている巨大地震や台風などの大規模災害で、信号機が機能しなくなった場合に備えて訓練。訓練には15人が参加し、手信号では交番駐在の若手6人が交通課署員の指導のもと実践。信号を消した状態で交差点の中央に立ち、笛と両手の合図、体の向きで車やバイクを誘導。指示に従って走行する車両が多かったが、中には署員が指示しても戸惑ってなかなか発進しないドライバーの姿も見られた。松尾一郎警備課長は「署員の訓練とともに、ドライバーへの啓発の意味も込めて、今後も訓練を重ねていきたい」と話している。
 手信号は交差点中央の警察官が両腕を横に水平にしているとき、警察官の側面に向かって進行する側は青、正面と背面は赤。右折車は中央付近で止まり指示に従う。両腕を上にあげ、体を90度回転させる動作で、信号が黄、赤に変わったことを示している。