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はら やすひさ 立命館大学入学。元地方紙記者。元党副委員長。党県書記長

 有田川町のJR藤並駅前で出発式を行い、支持者ら約50人が集まった。原候補は「安倍政権は国民の願いをことごとく踏みにじる暴走、亡国政治を続けている。この政治にストップをかけて、国民が本当に望む新しい政治を切り開いていこう」と力強く第一声。消費税については「導入以来、税収が落ち込み財政が破綻しており、日本の税金制度を歪めている。10%への引き上げなんてとんでもない。撤回し中止する方向に流れを変える。お金持ちや大企業が相応に税金を納めるまっとうな税金制度にしなければならない」と主張。人口減少が進む紀伊半島の状況に触れ、「自民党政治が農林漁業を切り捨ててきたことが原因。地域の活力を取り戻すには農林漁業を根幹産業と位置づけ、お金をかけて見通しを立てることが重要」と一次産業再生へ力を込め、集団的自衛権には「戦争そのもの。国を滅ぼす亡国政治の極み」と痛烈に批判。最後に「暮らし、平和、原発再稼働の問題など安倍暴走政治にストップをかけよう。お力添えお願いします」と呼びかけた。 

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にかい としひろ 中央大学法学部卒。県議2期。衆議院10回。元経済産業大臣。自民党総務会長

 御坊・日高地区の出陣式は島の選挙事務所で行われ、仁坂吉伸知事や支持者ら1000人(主催者発表)が詰め掛けた。二階候補は「災害に対応しようと、国土強靭(じん)化など防災関連の4つの法律を成立させた。予算はどうするんだという声もあったが、そんな時こそ予算を準備するのが政治の責任。防災には外国との相互協力も必要。こちらが手助けをすれば、逆に助けてもらえる」と意欲をみせた。外交については「中国、韓国にも言うべきことは言って反省してもらわなければならない。船をぶつけられ、赤サンゴを持っていかれ、許せるわけがない。外交ではこれをきちんと言うべき。ただ、両国が仲良くできる方法はある。観光もその一つで、来年は日本から多くの観光客を送り込む。争いの種を探すのではなく、友好の種を植えて芽を育てよう」と訴えた。景気対策では「海外で頑張る中小企業に国がバックアップしたい」とし、最後に「懸命に走り、支持者の皆さんの長年のご厚意に報いたい」と決意を示した。自転車で市内の街宣も行った。