師走の事件事故抑止へ向け、御坊署の年末年始特別警戒が1日からスタート。初日は同署前で出発式が行われ、署員や民間ボランティアが管内のパトロールに飛び出していった。
 玄関前に制服姿の署員40人のほか、自主防犯隊、少年補導員、民警連絡協議会、警友会メンバー約30人も参加。筧一郎署長はことし1月から11月末までの刑法犯は361件で前年同期比14%減、人身事故も205件で同8%減っていることを説明した上で、「減少傾向にあっても、女子児童への声かけや女性に対する監禁致傷事件など発生しており、油断できない」と強調し、「師走は人、物、金の動きが活発になり事件事故ともに増える傾向にある。各団体と連携して街頭活動や取り締まりを強化していこう」と一致団結を求めた。寺下和史刑事課長が「パトロールに出発します」と宣言し、パトカーや防犯隊の青色パトカーに乗り込み、街頭監視に勢いよく出発した。年明けまで事件事故の抑止対策を強化していく。金融機関では防犯診断も行った