先日、言葉遊びのDVDを見ているおいに大笑いした。画面と同様に忍者のポーズをして「うし」「うんどうかい」などと〝う〟のつく言葉を言っていく。最後に忍者が〝う〟のつく言葉を言えずにがっくりすると、おいは「参った」と言って後方へひっくり返るオーバーアクション。腹をかかえてしまった。自分はきょう一日を振り返ると、まだ笑っていない。小学生の頃は毎日大笑いしていたのに、年齢を重ねるに連れて笑わなくなっている。
 笑うと気分が晴れてリラックスだけでなく、心身ともにさまざまな効果があることが医学的にも注目されている。笑うと脳が刺激され、免疫機能活性ホルモンが分泌。さらにがん細胞の殺し屋、ナチュラルキラー細胞も活性化される上、モルヒネの数倍の鎮痛作用があるホルモンも大量分泌されるという。笑うことにより免疫力がアップ、自己治癒力も向上。腹式呼吸の効果で副交感神経の働きを助け自律神経を調整し、肺の強化にもつながるという。作り笑いでもOK、笑い過ぎによるしわを心配する人もいるがかえって肌によく、笑いには悪いことは何一つないそうだ。
 笑い祭で知られる日高川町江川の丹生神社で新春3日から、恒例の新年行事「初詣・初笑い神事」が行われる。毎年、各地から多くの参拝客が訪れ、鈴振りのかけ声に合わせて、「永(家)楽しゃ、世は楽しゃ、ワッハッハ~」と大笑い。無病息災、明るく幸せな1年になることを願って笑いを持ち帰っている。うま年の来年。読者の皆さんも丹生神社へ初詣に出掛け、新年から思いっきり笑って心身ともに健康アップ。笑いの絶えない明るい1年のスタートを切ってみてはいかがでしょうか。  (昌)