U―12(小学6年以下)サッカーの後期ナショナルトレセン関西の代表メンバーに、日高地方から御坊キックマンジュニアのストライカー佐藤瑠威選手(御坊小5年)が選ばれた。ほとんどが6年生の中、佐藤選手は5年生ながらずば抜けたスピードやテクニックが高い評価を受け、夏の前期に続いて連続の選出。25日からの合宿に参加し、関西トップレベルの選手たちと試合などで技術等を一層高め合う。
 将来有望な選手を発掘・育成するナショナルトレセン関西は、近畿2府4県のトップレベルの選手ばかりが集まり、25日から28日までの4日間、大阪府堺市のJ―GREENでトレーニングや試合などを行う。今回選ばれたのは60人で、うちフィールドは52人。県内からは佐藤選手を含めて5人(うちフィールド4人)が選出され、5年生は唯一。前期ナショナルトレセンや11月下旬まで行われた関西トレセンリーグでの動きで選んだ。
 佐藤選手は低学年のころからAチームでプレーし、たぐいまれなスピード、当たり負けしない体の強さ、ボールを取られないテクニック、ドリブル、シュート、パスとどれをとっても関西トップレベル。えりすぐりの選手だけを集めるセレッソ大阪のエリートコースにも参加している逸材だ。普段は御坊キックマンだけでなく、ベロー・ラ日高で中学生にまじって練習している。佐藤選手は「前期に参加して、うまい選手がたくさんいた。ボールを持っていないときの動きなどすごく勉強になった。今回も誰にも負けないプレーで、試合ではゴールを決めたい」と力を込めている。御坊キックマンの梅本昌輝監督は「いい経験を積んでこれからにつなげてほしい。気持ちで負けず、楽しんできてほしい」とエールを送っている。