みなべ町の清川中学校 (宇和孝仁校長) の3年生10人は修学旅行で沖縄を訪れ、 那覇市の興南中学校の生徒13人と交流した。 首里城公園で案内を受けたほか、 清川から持参した特産の梅干しや備長炭の配布活動も両校の生徒が一緒に行った。 生徒たちは 「沖縄の中学生といろんな話ができて、 いい経験になった」 と話している。
 清川中学校と興南中学校の交流は今回が初めて。 沖縄の観光組織を通じて実現した。 2日目に訪れた首里城で合流。 興南中の生徒は、「めんそ~れ~ 清川中学校様」と書いた手作りの横断幕で歓迎。首里城では3グループに分かれて見学し、興南中生が清川中生に琉球王朝の歴史や城の特徴などを丁寧に説明した。このあと那覇市の複合商業施設 「パレットくもじ」前で特産の梅干しと備長炭を配ってPR。 両校の生徒が一緒になって、PR用の梅干しや備長炭、みなべ町のパンフレットなどを袋詰めにした150セットを通行人らに配布した。南高梅の効能をマイクで紹介したり、「みなべの南高梅は知ってますか」などと通行人にインタビューする清川中生のそばで、興南の生徒らも「南高梅誕生の地」などと書いたのぼりを手にして協力していた。清川中の藤六渉君は「沖縄の歴史のほか、部活や地元の食べ物などいろんなことについて興南の中学生と気軽に話ができた。 首里城でのガイドも分かりやすかった。 今回のことをきっかけに、今後も交流を続けていければうれしい」と笑顔で話した。宇和校長は 「多くの関係者にお世話になった。 現地の中学生と交流ができて、有意義な修学旅行となった。お礼の手紙や写真を送り、今後も交流を深めたい」と話している。修学旅行は2泊3日の日程で行われ、「ひめゆりの塔・資料館」「平和の礎・摩文仁の丘」などを見学し、平和についても学んだ。