第43回県スポーツ少年団小学生バレーボール競技が30日と1日の2日間、有田郡民体育館などで開催された。日高地方勢では、南部が決勝で惜しくも敗れたものの堂々の準優勝で、来年1月27日に滋賀県草津市で開かれる近畿地区代表決定戦への出場権を獲得。日高VBCは近畿は逃したもののベスト8入りし、南部とともに12月2日に海南市で開かれる全国スポ少県女子決勝大会への切符を手にした。
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準Ⅴで近畿切符を手にした南部
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ベスト8で県決勝大会に参加する日高
 女子の部には県内の28チームが参加。初日に9ブロックに分かれて予選リーグを行い、各ブロック上位2位の18チームが2日目の決勝トーナメントで争った。南部は予選を3戦全勝で突破。決勝トーナメントも決勝までの3試合をすべてストレート勝ち。優勝をかけた一戦は、去る17日の全日本バレーボール小学生大会県決勝大会の決勝戦で敗れたSTARS(海草)と激突。善戦したが一歩届かず0―2(13―21、16―21)で敗退した。石井尚之監督は「チャレンジャーとして挑んだが、力が及ばなかった。近畿と全国県代表戦への出場切符を手にしたので、それに向けて底力をつけていきたい」と張り切っていた。近畿大会にはベスト4の4チームと、準々決勝で敗れた4チームで敗者復活戦を行い、勝ち上がった1チームの計5チームが参加する。準々決勝でSTARSに敗れた日高は敗者復活戦1回戦で和佐を下したが、最後の決定戦ではITO(伊都)と接戦を演じたもののわずかに届かず0―2(20―22、18―21)で涙をのんだ。今大会ベスト8は、12月の県決勝大会に参加でき、優勝すれば全国大会に出場できる。日高の﨑山忠士監督は「一つのプレーの大切さを痛感した。いい勉強になったので、12月の県大会に向けて力をつけたい」と話していた。
 今大会に5チームが参加した日高勢は川辺ひかり、稲原、御坊つばさも初日の予選リーグを突破して2日目の決勝トーナメントに進出したが、いずれも1回戦で惜敗した。
 男子は6チームが参加し、日高勢唯一の川辺ひかりは予選リーグで紀の国に0―2、福島に1―2で敗れ、決勝トーナメント進出はならなかった。
 結果 予選リーグB組=川辺ひかり2―0吉備、龍神―1―2川辺ひかり▽D組=稲原2―0田中、福島0―2稲原▽F組=御坊つばさ2―0箕島、上富田2―0御坊つばさ▽G組=日高2―0南白浜、日高2―0貴志南▽I組=南部2―0粉河、南部2―0和佐、南部2―0那智決勝トーナメント1回戦=日高2―1御坊つばさ、南部2―0安原、龍神2―1川辺ひかり、福島2―1稲原▽準々決勝=STARS0―2日高、南部2―0ITO▽準決勝=南部2―0金屋▽決勝=STARS0―2南部〈敗者復活戦〉1回戦=日高2―0和佐▽決定戦=ITO2―0日高