先日、30都道府県のゆるキャラが集まり、地元をPRするイベント「ゆるキャラさみっとin羽生」が埼玉県羽生市で開かれ、その会場で国内外のゆるキャラの人気投票「ゆるキャラグランプリ2011」の結果が発表された、というニュースをインターネットで見た。
 サミットは昨年に続いて2回目。2日間で約13万5000人が来場してにぎわったそうだ。一方、ゆるキャラグランプリは「ひこにゃん」で知られる滋賀県彦根市の「ゆるキャラサミット協会」が主催。熊本県のPRキャラクター「くまモン」が1位を獲得した。
 いまや首長より有名になり、先頭に立ってまちをPRするゆるキャラ。全国的なブームもますますヒートアップしている。日高地方でも自治体や団体のキャラが活躍。ことし誕生した由良町の「ゆらの助」も町内外のイベントに参加し、シールができたり、徐々に知名度を上げている。
 いずれのキャラにもいえるが、単にイベントへ参加しているだけで、同じことをやっているだけでは飽きられるし、全国のライバルに勝てない。そんななか由良中学校の文化部が、集めたペットボトルのキャップを使った「エコキャップアート」で「ゆらの助」を製作。体育館に飾られているが、しばらくすると片付けるという。どこかもったいない話で、どうにか活用する手はないか。まちおこしやPRは効果が見えづらく、努力より成果、成果のみが求められる世知辛い世の中だが、こんなところで満足していてはいけない。中学校のエコキャップアートをもらったり、サミットへの参加、開催といった新たな手を打ち、まちの活性化へ人気を高めていく必要がある。     (笑)