「市民の声を行政に」と山本氏

 19日告示、26日投開票の御坊市長選挙に向けて、和歌山環境保全団体代表で新人の山本譲一氏(62)=薗=の後援会が2日、薗地内で事務所開きを行い、支持者ら20人が集まった。

 長尾聡後援会長(77)は「今回、頑張るということでやっていますので、何とか助けてやってください」。選挙参謀で地球環境問題会議議長の堂村慎太郎氏(77)は山本氏とともに御坊市や周辺町の環境問題に取り組む中で疑問だらけの公文書が出てきたという経緯を説明した。

 山本氏は「公共工事の業者が何も決まっていないうちから業者が決まっている。これを確認しようと三浦さんに面会を申し込んでも会ってもらえない。市民の声が全然届かない。今回、何が何でも御坊市を変えたいという思いで立候補する。いまは市民のための御坊市ではなくなっている」と訴えた。公約には入札の手続きを透明にし、特定の業者が受注する状況を改善、地元業者の育成につながる入札制度の見直しをはじめ、市民税、事業税の減額、市長の給料半額と退職金ゼロを掲げている。
 市長選には現職の三浦源吾氏(64)=島・1期目=も立候補を表明しており、一騎打ちの闘いが濃厚となっている。