新所長の島田氏㊨と現所長の千葉氏

 紀中ひまわり基金法律事務所(御坊市)の新所長に、島田睦史氏(63)が就任する。任期は4月1日から2年間。

 島田氏は堺市出身。早稲田大政治経済学部、中央大法学部通信教育課程、東亜大大学院法学専攻を経て、1988年から裁判官となった。2004年には身近に人と関わる仕事がしたいと大阪弁護士会に弁護士登録し、翌年には堺市で自身の事務所を開設。以後、約20年務めてきたが、「心機一転、初心に帰りたい」と同事務所の所長を務めることになった。

 和歌山には「父が和歌山大学出身で、和歌山の方に温かく迎え入れられたことを聞いていたので、恩返しのつもりで依頼者に対応していきたい」と話し、「紀中には仕事以外でもよく来ており、気候がよく食べ物がおいしい。道成寺にも行きました」と笑顔を見せる。

 3月末で退任となる千葉飛鳥現所長は「人口が少ない地域ですが、毎日のように新規の依頼がきました」と職務の重要性を話し、「紀中は心のふるさと。仕事終わりはよく煙樹ケ浜に行きました」と振り返った。

 事務所は小松原368―15、紀和ビル2階。営業時間は月曜~金曜日の午前9時から午後5時まで。電話は℡0738ー24ー9717。