テーマソングを元気にうたう子どもたち

 第40回日高地方障害児者のつながりを広める文化祭(同実行委員会主催)が3日、御坊市立体育館で開かれた。テーマは「より広く より深く ふれあいの場を大切に」。障害のある人もない人も助け合い、安心して暮らせるまちづくりを目指す場として毎年3月に開催していたが、今回はコロナ禍のため5年ぶりの開催。ステージ発表、作品展示、製品販売などで楽しく交流を深め合った。

 オープニングセレモニーでは実行委員長の大又哲治さんがあいさつに立ち、「5年ぶりのつながり文化祭。スタッフは半年も前から準備してきました。ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました」と感謝。着ぐるみの「ブタさん」「サルさん」がくす玉を割り、御坊市熊野のたんぽぽ乳幼児保育園の園児がステージで文化祭のテーマソング「みんなで手をつなごう」を元気にうたって幕を開けた。

 会場では作業所の自主製品、リサイクル物品、お菓子などが販売されたほか、各種相談・体験コーナーも。展示コーナーでは手作りの大きなドラえもん、手形を利用した絵、えとの龍をさまざまに表現した工作など多彩な力作が並んだ。ステージではなかよし作業所や太陽作業所、太陽川辺作業所利用者らがダンスや歌を披露し、みはま支援学校はバンド演奏で盛り上がった。最後は参加者ら皆で「パプリカ」をうたって踊り、楽しく幕を閉じた。