筆者にとってロボットアニメと言えば小学校の頃からテレビや映画で観ているガンダムシリーズ。初代の放送開始から40年以上が経ったいまも新シリーズが出ており、来年1月26日には劇場版「シードフリーダム」も公開予定だ。戦争にガンダムのようなロボットが使われる世界は期待しないが、将来的にこういったロボットを操って移動したり、人の力では不可能な作業をしたりするようになれば一層便利な世の中になるし、ガンダムに乗っての宇宙旅行も夢じゃないかも。

 もちろんロボットは人型だけでなく、産業用、ペット型、掃除用、AI(人工知能)搭載などさまざまなタイプがあり、災害救助、介護、医療などの場面でも利用され、身体障害者が遠隔操作して動かすことで社会参画できるようなロボットもある。経済産業省のロボット市場予測では2023年に10兆円規模の市場となり、20年比で3・4倍に膨らむそうだ。

 そんな発展著しいロボット産業で開発者の人材育成にひと役買っているのが、毎年御坊市で催されているロボットフェスティバル。去る17日の開催で16回目となったが、確か和高専が全国ロボコンで優秀な成績を収めたことで衆議院議員の二階俊博さんが記者会見の場でフェスの開催を提案したのがきっかけだった。小中学生の選手権大会は全国の参加者が増えており、今年は群馬県からも初参戦。全国からの参加者が増えるほどレベルが上がり、今年は残念ながら地元勢の上位入賞はなかったが、来年に向けさらに腕を磨いて頑張ってほしい。近い将来、ガンダムを開発する科学者が御坊出身だったという、そんなニュースを書きたいものである。(吉)